2026年1月2日・3日に開催される 第102回箱根駅伝。
今年は「絶対的な一強」というよりも、総合力が問われる混戦模様 と見る声が多く、
例年以上に展開予想が難しい大会になりそうです。
優勝争いの軸として名前が挙がるのは、
青山学院大学、駒澤大学、國學院大学、中央大学、早稲田大学。
いずれもエース級の選手を擁し、往路・復路それぞれに強みを持っています。
すでに公式エントリーは発表されていますが、
全校・全選手を追いかけるのは大変という方も多いでしょう。
そこで本記事では、優勝争いの中心となる大学に絞り、
- 往路・復路それぞれの展開予想
- 青学が本命とされる理由
- 駒澤の逆転シナリオ
- ダークホース校が浮上する条件
を、箱根駅伝直前の視点で分かりやすく整理します。
「今年の箱根駅伝は、どこが勝つのか?」観戦前の予習としても、
スタート直前の確認としても、ぜひ参考にしてください。
1|箱根駅伝2026は「総合力勝負」の大会になる理由
第102回箱根駅伝(2026年)は、例年以上に
「突出した1校が独走する」というより、総合力がものを言う大会
になると見られています。
その理由は、大きく分けて3つあります
● エースだけでは勝ち切れない大会構図
近年の箱根駅伝では、
1区・2区に強力なエースを置くだけでは、
総合優勝に直結しにくくなっています。
今大会も、
- 2区にエースを置く大学は多い
- 上位校同士の実力差が小さい
- 中盤区間での「わずかな差」が命取りになる
という状況です。
つまり、
1人のスター選手よりも、10区間すべてを安定して走れるかどうか
が、結果を大きく左右します。
● 往路・復路ともに「穴」が少ない大学が有利
今大会の優勝候補とされる大学の共通点は、
どの区間にも大きな不安材料が少ないこと です。
- 往路で極端に遅れる可能性が低い
- 中盤区間での失速リスクが小さい
- 復路でも一定以上の走力を維持できる
こうしたチームは、
天候や展開に左右されにくく、
2日間を通して安定した順位を保ちやすいのが特徴です。
● 「山(5区)」だけで流れが決まりにくい
かつては、
5区(山上り)の出来が大会全体の流れを決定づける
という時代もありました。
しかし現在は、
- 山専用選手を複数校が用意
- 極端な大差がつきにくい
- 往路全体の積み重ねが重視される
という傾向が強まっています。
そのため、
山だけで一気に勝負が決まる可能性は低く、
往路全体の総合力が問われる展開 になりそうです。
● 優勝争いは「5校前後」に絞られる見通し
こうした背景から、
今大会の優勝争いは、
- 青山学院大学
- 駒澤大学
- 國學院大学
- 中央大学
- 早稲田大学
といった、総合力の高い大学を中心に展開 すると予想されます。
突出した1校が飛び抜けるというよりも、
往路終了時点で数分差以内に複数校がひしめく、
緊張感のあるレース展開 になる可能性が高いでしょう。
2|優勝争いの中心となる5大学を整理
第102回箱根駅伝(2026年)は、出場校が多く顔ぶれもそろっていますが、
優勝争いの軸となる大学は、ある程度はっきりしています。
専門サイトや各種予想を総合すると、
以下の 5大学が優勝争いの中心 と見るのが自然です。
■ 青山学院大学
近年の箱根駅伝をけん引してきた存在で、
今大会も 総合力では一歩抜けている との評価が多数です。
- エース級だけでなく中位層までレベルが高い
- 往路・復路ともに大崩れしにくい
- 展開に左右されにくい安定感
「優勝候補筆頭」とされる理由が、最も分かりやすい大学です。
■ 駒澤大学
近年は特に 復路の強さ に定評があり、
今大会も逆転優勝の可能性を十分に秘めています。
- 1万m・ハーフで高い実績を持つ選手が多い
- 復路に強力なカードを切れる
- 往路を1分前後で耐えられるかが鍵
条件がそろえば、一気に主役に躍り出るチームです。
■ 國學院大学
出雲駅伝での優勝経験を持つ世代を中心に、
安定感の高さ が最大の武器です。
- 中盤区間に計算できる選手が多い
- 大きなミスが出にくい
- 上位をキープし続ける力がある
爆発力よりも「堅実さ」で勝負するタイプの大学です。
■ 中央大学
エース級を軸に、
往路で主導権を握りにいく布陣 が想定されています。
- 1区・2区で流れを作れる可能性
- ハマれば一気に上位に食い込む
- 展開依存度はやや高め
前半勝負が決まれば、表彰台以上も十分に狙えます。
■ 早稲田大学
最大の特徴は、
5区(山上り)で勝負できる戦力を持っていること です。
- 山で順位を押し上げられる可能性
- 往路の展開次第で存在感が一気に増す
- 山がハマるかどうかが鍵
「山の結果次第で化ける」チームと言えるでしょう。
● 5大学に共通するポイント
この5校に共通しているのは、
- 10区間すべてを大きな不安なく埋められる
- 往路・復路どちらかに明確な強みがある
- 展開次第で優勝争いに絡める総合力がある
という点です。
そのため、
この5大学を軸にレースを読む ことが、
箱根駅伝2026の直前予想では最も分かりやすい見方になります。
3|【本命】青山学院大学が優勝候補筆頭とされる理由
今大会の優勝予想で、最も多く「本命」に挙げられているのが青山学院大学です。
その評価は、エースの存在だけではなく、チーム全体の完成度の高さ によるものです。
● 往路で大きく崩れにくい「層の厚さ」
青山学院大学の最大の強みは、
どの区間に誰を置いても大きな不安が出にくい層の厚さ です。
- 1〜2区のエース区間だけでなく
- 3〜4区のつなぎ区間
- 5区を終えた後の流れ
いずれも、
「ここで大きく遅れそうだ」という区間が見当たりにくい構成が可能です。
● エース依存ではないチーム構成
今大会の青学は、
「1人の絶対的エースに頼るチーム」ではありません。
- エース格が複数いる
- 2〜8区を平均的に高水準で埋められる
- 多少の区間入れ替えにも対応できる
このため、
天候・風向き・当日の流れといった
不確定要素への耐性が非常に高い と評価されています。
● 往路で主導権を握りやすい布陣
専門サイトや各種予想では、
往路終了時点で青学がトップ、または僅差の上位
というシナリオが多く見られます。
往路で大きなアドバンテージを築ければ、
- 復路で多少詰められても耐えられる
- 無理な勝負を仕掛ける必要がない
- 安定した区間配置で逃げ切れる
という、青学にとって理想的な展開 に持ち込みやすくなります。
● 「大崩れしない」こと自体が最大の武器
箱根駅伝では、
- 1区間の大失速
- 予想外の体調不良
- 山での想定外の差
が、総合順位を大きく左右します。
青学は近年、
こうした 致命的な崩れを最小限に抑えてきた実績 があり、
その点も本命視される大きな理由です。
● 3まとめ
- 層の厚さで他校を上回る
- エース依存ではない
- 往路で主導権を握りやすい
- 不測の事態に強い
これらを総合すると、
「総合力勝負」になりやすい今大会では、
青山学院大学が優勝候補筆頭 と評価されるのは自然と言えるでしょう。
4|【対抗】駒澤大学は逆転優勝できる条件がそろっている
青山学院大学が本命とされる一方で、
「展開次第では最も怖い存在」 と評価されているのが駒澤大学です。
各種予想で対抗に挙げられる理由は、
復路で一気に流れを変えられる爆発力 にあります。
● 最大の武器は「復路の強さ」
駒澤大学は近年、
復路(6〜10区)で他校を圧倒する走りを何度も見せてきました。
- 6〜7区にエース級を配置できる
- 中盤以降でもペースを落としにくい
- 後半に入ってからの伸びが大きい
このため、
往路で多少の差があっても、復路で一気に詰められる
という期待感があります。
● 逆転の条件は「往路1分差以内」
多くの専門サイトが共通して挙げている条件が、
往路終了時点でのタイム差 です。
- 往路差が2分以上 → 逆転はやや厳しい
- 往路差が1分前後 → 逆転シナリオが現実的
という見方が主流です。
つまり、
往路でいかに大崩れせずに耐えられるか
が、駒澤にとって最大のポイントになります。
往路に不安が残るのは事実
一方で、
駒澤大学が本命一歩手前とされる理由も明確です。
- 序盤区間の層では青学に及ばない
- 1〜2区で流れをつかみきれない可能性
- 往路で想定以上に差が開くリスク
この点が解消されない限り、
「追いかける立場」になりやすいのが実情です。
● 復路勝負に持ち込めば一気に主役へ
それでも、
往路を最小限の差でまとめることができれば、
- 6〜8区で一気に差を詰める
- 9〜10区でプレッシャーをかけ続ける
- 相手のミスを誘う展開
といった、
駒澤大学らしいレース運び が可能になります。
● 4まとめ
- 復路の爆発力は優勝候補随一
- 逆転の条件は「往路1分差以内」
- 往路で耐えられるかが最大の鍵
この条件がそろえば、
駒澤大学が青学を逆転して優勝するシナリオ も、
十分に現実的と言えるでしょう。
5|ダークホース3校の可能性(中央・國學院・早稲田)
優勝候補は青山学院大・駒澤大が軸と見られていますが、
その背後で 展開次第では一気に浮上する可能性を秘めた大学 も存在します。
ここでは、ダークホースとして名前が挙がる
中央大学・國學院大学・早稲田大学 の可能性を整理します。
■ 中央大学|往路勝負がハマれば一気に流れをつかむ
中央大学は、
エース級を軸に往路で主導権を握りにいく構成 が想定されています。
- 1区・2区で流れを作れる可能性
- 前半で上位に食い込めれば精神的優位を得やすい
- 展開がハマった時の爆発力は上位校級
一方で、
後半の安定感ではやや不安も残るため、
「前半でどこまで貯金を作れるか」 が勝負の分かれ目になります。
■ 國學院大学|安定感で上位を狙う現実的な存在
國學院大学の最大の武器は、
大きなミスが出にくい安定感 です。
- 中盤区間に計算できる選手が多い
- 極端な失速が起きにくい
- 展開に左右されにくいレース運び
爆発力という点では青学・駒澤に及ばないものの、
ミスなく走り切れば3位以内、表彰台も十分に現実的
と見る声が多くあります。
■ 早稲田大学|5区・山で流れを変える可能性
早稲田大学は、
5区(山上り)で勝負できる数少ない大学 として位置づけられています。
- 山で一気に順位を上げられる可能性
- 往路の流れ次第で存在感が急上昇
- 山がハマれば優勝争いの一角に食い込む
ただし、
山以外の区間で大きく遅れると厳しいため、
「山に入るまでにどの位置にいるか」 が重要になります。
● ダークホース3校に共通する条件
この3校に共通しているのは、
- 展開次第で一気に浮上できる
- 何か一つ噛み合えば上位争いに加われる
- ただし安定感では本命校に及ばない
という点です。
そのため、
優勝候補というよりも「優勝争いに割って入る存在」
として注目するのが、最も現実的な見方と言えるでしょう。
6|往路(1〜5区)の展開予想と勝負どころ
箱根駅伝2026の流れを左右するのは、やはり 往路(1〜5区) です。
今大会は「往路で大差がつく」というよりも、
小さな差の積み重ねが後半に効いてくる展開 になると見られています。
● 1〜2区|序盤からエース投入で主導権争い
1区・2区は、例年どおり各校が力を入れてくる区間です。
- 1区で大きく遅れると流れを取り戻しにくい
- 2区はエース区間で、順位変動が起きやすい
- ここで「想定外の遅れ」を出さないことが最重要
今大会も、
序盤から上位校が前に出て、
大きな団子状態のまま2区を終える 可能性が高いでしょう。
● 3〜4区|総合力の差がじわじわ出る区間
3区・4区は派手さはありませんが、
チーム力の差が最も表れやすい区間 です。
- 安定して走れる選手を並べられるか
- 小さなタイムロスを防げるか
- 流れを切らさずにつなげるか
ここでの数十秒の差が、
5区以降の戦略に大きく影響してきます。
● 5区(山上り)|勝負は「差を広げる」より「差を保つ」
5区は箱根駅伝最大の難所ですが、
近年は極端な大差がつきにくくなっています。
- 山専用の選手を用意する大学が増えた
- 想定外の大崩れが減っている
- 往路全体の積み重ねが重要
そのため今大会も、
山で一気に勝負が決まるというより、
それまでの流れをどう持ち込むか がポイントになります。
● 往路終了時点の理想的な構図
専門サイトの多くが想定しているのは、
- 往路終了時点でトップ〜数分差以内に複数校
- 明確な独走状態は生まれにくい
- 上位5校が僅差で復路に入る
という展開です。
この形になると、
復路での戦略と選手起用が、より重要 になってきます。
● 6まとめ
- 1〜2区は主導権争い
- 3〜4区で総合力の差が出る
- 5区は「差を広げる」より「差を保つ」区間
- 往路は僅差決着の可能性が高い
7|復路(6〜10区)の展開予想と逆転シナリオ
往路が僅差で終わる可能性が高い今大会では、
復路(6〜10区)の出来が最終順位を大きく左右 します。
特に、復路に強みを持つ大学が、
どのタイミングで勝負を仕掛けるかが最大の見どころです。
● 6〜7区|復路の流れを決める重要区間
復路序盤の6区・7区は、
- 下りを含む難しい区間
- 体力だけでなく対応力が問われる
- 流れが一気に動きやすい
という特徴があります。
ここでペースを落とさず走れる大学は、
一気に主導権を握る可能性があります。
特に 駒澤大学 は、
この区間にエース級を配置できれば、
区間新ペースでの追い上げ も現実的です。
● 8区|総合力が試される「我慢の区間」
8区は、派手な逆転は起きにくいものの、
- 小さな失速が命取りになる
- チーム全体の完成度が表れる
という意味で、非常に重要な区間です。
ここで耐えられる大学が、
優勝争いに最後まで残る ことになります。
● 9〜10区|差があれば逃げ切り、なければ逆転も
復路終盤は、
往路で築いた差がものを言います。
- 往路で2分以上の差がある → 逃げ切り有利
- 往路差が1分前後 → 逆転の可能性あり
とする見方が多く、
往路のリードがどれだけあるか が、
復路終盤の展開を左右します。
● 復路の本命シナリオ
多くの予想を総合すると、
- 青学が往路でリード
- 駒澤が復路で詰める
- 最終的に数十秒〜1分以内の勝負
という、最後まで目が離せない展開 が本命です。
8|優勝予想まとめ|青山学院大学が本命と考える理由
ここまでの展開予想を踏まえると、
第102回箱根駅伝(2026)の優勝予想は、
青山学院大学が最も妥当 と考えられます。
● 青学本命とする根拠
- 往路・復路ともに大崩れしにくい
- エース依存ではない選手層
- 展開や天候に左右されにくい安定感
特に今大会のような
「総合力勝負」になりやすい構図 では、
この安定感が最大の武器になります。
● ただし、絶対ではない
もちろん、
- 往路で想定以上に差がつかない
- 駒澤が復路で完璧な配置を組めた
- 山で予想外の展開が起きた
といった条件が重なれば、
優勝争いは最後まで分からない のが箱根駅伝です。
● 最後に
箱根駅伝2026は、
「どこが勝ってもおかしくない」
それでいて
「最も安定しているのはどこか」
を考える楽しさがある大会です。
直前予想としては、
青山学院大学本命、駒澤大学対抗、
中央・國學院・早稲田がダークホース
という見立てが、最も現実的と言えるでしょう。

