2025年「トレンド大賞」が発表!Z世代(15〜24歳)が選んだ9部門の注目キーワードとは

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2025年も、さまざまなトレンドが生まれました。
その中でも注目を集めているのが、SHIBUYA109 lab.が発表した「2025年 トレンド大賞」。

Z世代(15〜24歳)の女性たちが選んだ“リアルな流行”には、今の時代を映すヒントがたくさん詰まっています。

この記事では、調査で明らかになった9部門のキーワードをもとに、Z世代が何を大切にしているのか、そして来年2026年に向けてどんな変化が起きていくのかをやさしく解説します。

トレンドを通して、これからの暮らしや発信、副業にも役立つ“次の一歩”を一緒に探っていきましょう。

  1. 調査概要
  2. 各部門のハイライト
    1. 1.カフェ・グルメ部門|「パリもち食感」がキーワード
    2. 2.アーティスト部門|平成ソング再評価と“共感ソング”の時代
    3. 3.ビューティー部門|ナチュラルメイク回帰と“自分らしさ”の美学
    4. 4.ファッション部門|静と動をバランスする「クワイエット・アゲ」
    5. 5.キャラクター部門|ぬい活ブームと“ポジティブに病む”キャラ
    6. 6.SNSミーム部門|「明るく自虐」×「AIネタ」で共感を生む
    7. 7.ヒト部門|“ショート動画の切り抜き”が新しい個性の見せ方に
    8. 8.コンテンツ部門|推し活と界隈文化の融合
    9. 9.体験部門|限定・少人数の“密な体験”に価値
  3. なぜ今このトレンドが支持されたのか
    1. 1.共感の時代へ:SNSが“つながる居場所”を育てた
    2. 2.安心感の再発見:スピードより“ぬくもり”を求める
    3. 3.自己表現の多様化:“映え”より“らしさ”の時代へ
    4. 4.情報の洪水に疲れたからこそ、“選ぶ力”が価値になる
    5. 5.AI・テクノロジーとの共存:便利さの中に“人間らしさ”を求める
  4. 来年(2026年)に向けた注目ポイント
    1. 1.「ミクロ体験」の深化|少人数・限定・リアルな時間の価値
    2. 2.「リアル共感」の時代|AIでは届かない“人の温度”を求めて
    3. 3.「自分らしい発信力」の強化|“小さな発信”が新しい影響力に
    4. +α:年齢を問わない“共感軸”の広がり
  5. まとめ|トレンドは“追うもの”ではなく、“味方につけるもの”

調査概要

「2025年 トレンド大賞」は、若者文化や消費行動の分析で知られる SHIBUYA109 lab. が毎年行っている恒例の調査です。

今回は、15〜24歳の女性619名を対象に、Z世代が「今年、最も話題になったモノ・コト・ヒト」を9つのカテゴリーで選出しました。

この調査の特徴は、“トレンドの先読み”ではなく「リアルに若者が反応したもの」をもとにしている点です。
つまり、「実際にSNSで拡散された」「身近で流行していた」「共感を呼んだ」という“実感のあるトレンド”が中心に挙げられています。

部門は以下の9カテゴリー。日常のあらゆる分野をカバーしながら、Z世代の価値観を多面的に映し出しています。

  • カフェ・グルメ部門
  • ヒト部門
  • アーティスト部門
  • コンテンツ部門
  • キャラクター部門
  • SNSミーム部門
  • ビューティー部門
  • ファッション部門
  • 体験部門

この9部門から見えてくるのは、単なる“モノの流行”ではなく、Z世代の価値観・感性の変化です。

たとえば、「モノを買う」より「体験を共有する」、「有名ブランド」より「自分に合うリアルな世界観」に重きを置く傾向が、調査全体から浮かび上がっています。

言い換えると、2025年のトレンドは「消費」よりも「共感」や「心地よさ」がキーワードになっているのです。

各部門のハイライト

それでは、9つの部門ごとに今年のトレンドを見ていきましょう。
Z世代の行動や考え方がどんな形で表れているのか、1つひとつのキーワードから読み取れます。

1.カフェ・グルメ部門|「パリもち食感」がキーワード

カフェやスイーツの分野では、フランス語の「パリッ」と「もちもち」を掛け合わせた“パリもち”食感のスイーツが話題に。

たとえばクロワッサンやクレープにモチモチの層を加えた「パリもちクレープ」「パリもちワッフル」などが人気を集めました。

見た目の可愛さだけでなく、“食感の楽しさ”がSNS動画映えすることも人気の理由。
「味+感触+共有体験」という三要素が、Z世代の「共感を呼ぶグルメトレンド」を象徴しています。

2.アーティスト部門|平成ソング再評価と“共感ソング”の時代

音楽のトレンドでは、2000年代初期の「平成ソング」が再び注目を集めました。

Z世代のSNSでは、AIカバーやショート動画を通じて“懐かしいのに新しい”楽曲がリバイバル。
同時に、令和世代アーティストの中にも「自分を励ます」「心のもやもやを肯定する」歌詞が人気を呼んでいます。

つまり、“共感できる言葉”こそが今の音楽シーンの核。
心に寄り添うリリックがZ世代の自己表現と響き合っています。

3.ビューティー部門|ナチュラルメイク回帰と“自分らしさ”の美学

美容分野では、派手な映えメイクよりも「自分に似合うナチュラル」が支持されました。

透明感・素肌感・ツヤ肌といったワードがSNSで急上昇。
「人と同じより、自分に似合う」がキーワードです。

“盛る”より“整える”。その発想は、Z世代がメイクを“自己肯定”の手段と捉えていることを示しています。

4.ファッション部門|静と動をバランスする「クワイエット・アゲ」

トレンドワードは「クワイエット・アゲ」

静かなカラーやミニマルなデザインに、少しの“盛り要素”を掛け合わせたスタイルです。
たとえば無地のシャツに大ぶりのアクセサリーを一点投入するなど、控えめながらも自分らしさを表現する工夫が特徴。

全体に“トーンを落としながら、個性で魅せる”流れがファッションの主軸になっています。

5.キャラクター部門|ぬい活ブームと“ポジティブに病む”キャラ

推し活と連動して広がったのが、ぬいぐるみを日常に取り入れる「ぬい活」

カフェや旅行に“ぬい”を連れて行き、写真を撮って投稿する文化が一般化しました。

また、“少し弱さを抱えたキャラ”を愛する風潮も特徴的です。
ネガティブを否定せず、笑いに変えて共感する姿勢がZ世代らしさを感じさせます。

6.SNSミーム部門|「明るく自虐」×「AIネタ」で共感を生む

今年のSNSでは、AI生成の画像や動画を使った“ゆるいネタ”が多数拡散されました。

その中でも、深刻になりすぎない“明るい自虐”系ミームが人気
「落ち込むけど、まあいっか」と笑い飛ばす軽やかさが、多くの共感を呼びました。

AIの進化とユーモアが融合した新しいミーム文化が、まさに2025年らしい現象です。

7.ヒト部門|“ショート動画の切り抜き”が新しい個性の見せ方に

YouTubeやTikTokでは、トーク番組や雑談動画の「切り抜き」が人気を集めました。

特に、一般人でも「短い一言」「自然なリアクション」がバズる時代に。
Z世代にとって、“ありのままの瞬間”こそが個性を表す新しい手段になっています

8.コンテンツ部門|推し活と界隈文化の融合

コンテンツのトレンドは、アニメ・ドラマ・VTuber・アイドルなどの“推し活”が主流

ただし、今年の特徴は「狭く深く」楽しむスタイルです。
同じ趣味を共有する“界隈”内での交流や創作が、より濃密に進化しました。

好きなものを中心にした“共感コミュニティ”が、多くの若者の居場所になっています。

9.体験部門|限定・少人数の“密な体験”に価値

旅行やイベントも「大規模」より「小規模・予約制」が人気に。

たとえば“夜限定のカフェイベント”“人数限定の体験ツアー”など、特別感のある企画が好評を得ました。

Z世代にとって、体験とは“誰と・どこで・どんな雰囲気で”が大事
「量より質」「広さより深さ」へと価値が移行しているのがわかります。

なぜ今このトレンドが支持されたのか

9部門のトレンドを見ていくと、Z世代が「どんな時代を生き、何を求めているのか」が見えてきます。 どの分野にも共通しているのは、「共感」「安心」「自己表現」という3つのキーワードです。

1.共感の時代へ:SNSが“つながる居場所”を育てた

Z世代は、物心ついた頃からSNSが日常にある世代です。

Twitter(現X)やInstagram、TikTokなど、発信と共有がごく自然な環境で育ってきました。
そのため「共感できる」「同じ気持ちを持つ人がいる」という感覚が、
彼らにとっての“安心”につながっています。

たとえば「明るい自虐ミーム」「推し活」「ぬい活」は、
まさに“自分をさらけ出しても受け止めてもらえる文化”の象徴。

見栄や比較よりも、「共感し合う心地よさ」がトレンドの中心にあります。

2.安心感の再発見:スピードより“ぬくもり”を求める

コロナ禍を経て、急速に変化する世界の中でZ世代が再発見したのは、
“人との距離感”や“小さな安心感”でした。

オンラインで何でも手に入る時代だからこそ、「リアルな人とのつながり」「体験の温度」を大切にしています。

たとえば「小人数イベント」「限定カフェ」「界隈コミュニティ」など、
“スピードよりも深さ”“広さよりも濃さ”を求める傾向は、その象徴といえます。

3.自己表現の多様化:“映え”より“らしさ”の時代へ

少し前までは、SNSで注目されるには「見た目」「映える写真」が欠かせませんでした。

しかし2025年のZ世代は、「見せる」より「伝える」方向へ価値観が変わっています。
動画の切り抜きやナチュラルメイク、クワイエット・アゲファッションなどは、
まさに“等身大の自己表現”の象徴です。

自分を飾りすぎず、ほどよく自然体でいることが「かっこいい」と感じられる時代。
それは、SNSの過剰な比較文化から離れ、「自分を認める」方向へ進化している証でもあります。

4.情報の洪水に疲れたからこそ、“選ぶ力”が価値になる

情報があふれる今、Z世代「何を信じ、何を選ぶか」に非常に敏感です。

膨大な情報を見抜く力=リテラシーを自然に身につけています。
そのため「信頼できる小さなコミュニティ」「個人発信者」が重視されるのです。

ブランドより“人”、有名より“共感”
トレンドの裏側には、こうした“情報疲れの時代における選択眼”の成熟があります。

5.AI・テクノロジーとの共存:便利さの中に“人間らしさ”を求める

AI画像やAIミームなど、テクノロジーを日常的に使いこなすZ世代

しかし同時に、「人間らしさ」「感情のある言葉」「手作り感」を求めています
AIで生成されたネタが笑いを生むのも、機械が作った中に“人の温度”を見出しているからでしょう。

テクノロジーと感性の共存──それこそが、2025年のトレンドを象徴する最大のテーマかもしれません。

こうして見ると、Z世代のトレンドは「派手な流行」ではなく、「心地よく自分を表現できる文化」への移行といえます。

その根底にあるのは、“他人との競争ではなく、自分との調和”。 流行の形は変わっても、根にあるのは人間らしさへの回帰なのです。

来年(2026年)に向けた注目ポイント

2025年のトレンドを振り返ると、Z世代が発信するカルチャーは「共感・つながり・自分らしさ」を軸に、大きな変化の途中にあります。

これらの流れを踏まえると、2026年は次の3つの方向へ進化していくと考えられます。

1.「ミクロ体験」の深化|少人数・限定・リアルな時間の価値

Z世代が求めるのは、“誰にも邪魔されない特別な時間”

たとえば、少人数で参加できるカフェイベントや、予約制の体験ツアー一夜限りのポップアップストアなど、“自分だけが味わえる空間”への需要が高まっています。

大量消費の時代が終わり、「誰と、どんな時間を過ごすか」が重要に。
この流れは、旅行・グルメ・エンタメ・学びなどあらゆる分野に広がるでしょう。

▶キーワード:「限定」「没入」「リアルイベント」「共体験」

2.「リアル共感」の時代|AIでは届かない“人の温度”を求めて

AI生成コンテンツや自動化が進む中で、Z世代は逆に“人間味”を強く求めています

AIが作ったものを「すごい」と思う一方で、「やっぱり人の手で作ったものが好き」と感じる若者も多いのが特徴です。

「AIをうまく使いながら、心に響く発信をする人」が今後の注目株。

自分の言葉で伝える、手描き・手作りの要素を残す──そんな“温度のある発信”が支持される時代です。

▶キーワード:「AI×人間性」「手作り感」「共感発信」「クリエイター支援」

3.「自分らしい発信力」の強化|“小さな発信”が新しい影響力に

インフルエンサーよりも、「共感できる普通の人」が注目される時代になりました。

Z世代の間では、フォロワー数よりも「誰に届くか」「どんな言葉で伝えるか」が重視されます。

短尺動画や音声、日常のつぶやきなど、軽い表現から“人柄”が伝わる発信が増えるでしょう。
副業・発信・コミュニティ運営などにもこの流れは直結します。

「誰かの心に届くひとことを発信できる人」が、2026年の主役です。

▶キーワード:「マイクロインフルエンサー」「個人発信」「コミュニティリーダー」「リアルな声」

+α:年齢を問わない“共感軸”の広がり

興味深いのは、Z世代の価値観が上の世代にも共鳴している点です。

「自分らしく生きたい」「つながりを大切にしたい」という考え方は、世代を越えて広がっています

だからこそ、私たち大人世代も「トレンド=若者の話題」ではなく、
“生き方のヒント”として受け取る時代に入っている
のかもしれません。

トレンドをただ眺めるのではなく、「自分ならどう活かすか」を考える。
その視点こそ、2026年を豊かに生きるヒントになるはずです。

まとめ|トレンドは“追うもの”ではなく、“味方につけるもの”

2025年の「トレンド大賞」から見えてきたのは、Z世代が発信する新しい価値観──
それは「つながり」「共感」「自分らしさ」を何よりも大切にする生き方
でした。

一見、若者の世界の話のように思えるかもしれません。
でも、時代が変わるたびに“本当に求められているもの”は、いつの世代も案外同じなのかもしれません。
それは「人の心のぬくもり」「誰かと分かち合える喜び」
そして「小さな幸せを見つける力」です。

Z世代のトレンドは、派手さよりも心地よさ。 競争よりも共感。 効率よりも温度。

そのバランスの中に、私たちがこれから生きる時代のヒントが詰まっています。

これからの発信や暮らし、副業においても、 トレンドを“追いかける”のではなく、
“自分らしく取り入れる”姿勢が大切です。


たとえば、
好きなことを小さく発信してみる。
人との関わりを丁寧に紡いでみる。


その一歩が、次の時代の“あなたらしいトレンド”になるはずです。

2026年も、変化を楽しみながら、自分のペースで歩んでいきましょう